何気にネットを見ていたら、英国アスコット競馬場で行われるレースに日本から出走する馬が空路で到着というニュースがありました。 ときどき海外競馬に日本馬が参戦したという報道を見ますが、馬をどうやって運ぶのか考えたこともなかったです。 特別貨物機…
父の日ということで、こういうタイプのお父さんは煙たいし、うっとおしいし、実家にいたら近づきたくないなぁ、と思ってしまうジョージ5世について取り上げてみます。 ジョージ5世は次男として生まれたので王位を継ぐ予定はなかったのですが、兄が若くして亡…
先週末は、ロンドンで行われたTrooping the colourの生中継を途中からぼーっと見てました。 このTrooping the colourは英国公式観光庁では『軍旗分列行進式』と訳していて、6月には君主の公式誕生日を祝う式典として行われています。 簡単に言えば軍事パレー…
ヨーロッパにとって6月6日はフランスのノルマンディー海岸に連合国軍が上陸作戦を開始したD-Dayにあたり今年はその75周年となり、ポーツマスでエリザベス女王をはじめトランプ大統領など各国が参加し式典が行われました。 ドイツは招待されていないだろうと…
82年前の1937年5月12日、ジョージ6世の戴冠式がウェストミンスター寺院で行われました。この日は、もともとは兄エドワード8世の戴冠式として準備が進められていたのですが、前年12月の退位により突然の主役交代となります。そのためジョージ6世は前の国王が…
(写真引用元:The Royal Fmily) ヨーク公がエリザベス嬢と結婚したのは1923年4月26日。 二人はウェストミンスター寺院で挙式します。 この場所ではエリザベス女王やウィリアム王子が結婚式を行っているので当たり前という感じがしますが、王子が結婚式を行…
立憲君主制の君主は権力を持ちませんが権威を持っています。 その権威を最も象徴しているのが君主自ら与える勲章ではないでしょうか。 勲章と言うと軍人が左胸にじゃらじゃら下げているのが思い浮かびますが、あれはcrossやmedalであって勲章orderではありま…
1~2月は見たい映画があまりなかったけれど、春休み本番になって新作ラッシュがきたせいで見逃す作品が増えてきました。 去年の今頃、実はネコチャン映画だと聞いて『空海』を見に行き、おっさん声にガクッとしラストにゃーにゃー鳴く黒猫ちゃんを見て涙ぐん…
ジョージ6世はわしが育てた-『The King Maker』の書評を見てまず頭に浮かんだのがこの言葉(笑)。 実際に読んでみたら、そう間違いとは言えないほど、Louis Greigという人物は青年時代の彼に大きな影響を与えています。 バーティが海軍をやめるくらいから結…
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』という変な邦題がついて公開されたこの映画は、もとの題名は『Darkest Hour』とかっこいいんです。 洋画にダサい邦題をつけたがるのは業界にも言い分はあるそうですが、それにしてもヒトラーに攻勢…
エドワード8世というと王冠を賭けた恋、愛のために王座を捨てたロマンチックな話というのが日本での長年の一般的な認識だと思います。 ですが『英国王のスピーチ』以来、だいぶん風向きが変わったかもしれません。本家のイギリスではどうかというと、伝記を…
『ザ・クラウン』にはラッセルズやエイディーン、チャータリスといった国王秘書官が登場しますが、秘書官らが公務において重要な役割を担っていることをドラマを通じて初めて知りました。 君主だけでなくロイヤルファミリーのひとりひとりに秘書官が付き公務…
ジョージ6世を説明するとき必ず挙げられるのが映画『英国王のスピーチ』。 ご本人にあまりに似てないのでミスキャストと言いたいのですが、コリン・ファースの演技が上手すぎるので何も言えない…。 クライマックスのスピーチは本物とそっくりなので、何度も…
空ときたら海。 上の旗は英国海軍の軍艦旗だそうで、海上自衛隊の軍艦旗と同じように国旗とは別に掲げる旗です。 自衛隊の海軍カレーのルーツは英国海軍のカレー風味のシチュー、というのをTVで放送していましたが、となると父と同じく世界に冠たる英国海軍…
英国空軍RAFは海軍と陸軍の航空隊が独立する形で1918年4月1日に設立され、昨年の2018年にちょうど100周年を迎え記念式典などが開かれました。 エリザベス女王もお祝いの式典で、上空でバトルオブブリテンの戦いがあったことを覚えていますとスピーチしていて…
テニスの次はゴルフ。 兄エドワードは来日時にゴルフをしたというエピソードにもあるようにゴルフ好きですが、弟アルバートも下手ではなかったようです。 ヨーク公時代の1923年にスコットランドにある名門ゴルフクラブのロイヤル・アンド・エンシェント・ゴ…
世の中、テニスで盛り上がっていますが、あの試合時間の長さに耐えられなくて最後まで見たことはないです。 英国の王室メンバーで唯一、ヨーク公アルバートはウィンブルドンのテニスコートで試合をしています。 華奢な見た目に反してアルバート王子は運動神…
『ザ・クラウン』第一話の日本語タイトルは「鴨狩り」ですが、この第一話を見てジョージ6世の趣味が狩猟だと知りました。 銃を使った狩猟(シューティング)は12歳のときに初めて体験し、それ以来、生涯を通じて最も熱心に打ち込んでいた趣味でした。父親の…
今回のお題は陛下のファッションです。 ウィンザー公というファッションリーダーの前には誰もが霞んでしまいますが、バーティも着るものに無頓着というわけではありませんでした。父のジョージ5世はプロトコルに厳しく、当然、その場にふさわしい装いにもい…
映画『英国王のスピーチ』と『ウィンストン・チャーチル』ではジョージ6世の人物像が異なる、という感想を見かけたことあります。 では、実際にはどういう人物だったか?…です。 〇外見 映画やドラマでは目の色が茶色の俳優さんばかりですが実際は青い目。 …
王室のロマンチックな話はいつの時代も人を魅了するものです。 約100年前にあった、ヨーク公爵殿下がエリザベス・ボーズ=ライアン嬢と結婚するまでのいきさつが微笑ましくて素敵なので、長くなりますが紹介します。 1920年、24歳のアルバート王子は、父王か…
新年初のブログは、誰も興味がない定番の旅行ネタをやってみます。 ただし当ブログは宣伝目的ではなく備忘録が目的なので宿泊場所は無記名で。 慌ただしい大みそかに泊まりに行ったのは、厚生年金の施設だったときはよく日帰り入浴や泊まりに行ったところ。 …
(画像引用元:Sandringham House 公式サイト) エリザベス女王は、クリスマス休暇を例年どおりサンドリンガムハウスで過ごしていることでしょう。 女王のクリスマスのあいさつは日本でもニュースになりますが、日本語字幕つきがあるとは知りませんでした。 …
今年も残りわずかというところで、2018年に映画館で見た映画と一言感想をずらっと並べてみました。 1か月に2本くらいのペースでしか見ていないので多くはないです。 「グレイテスト・ショーマン」 ダメ人間が劇場を作るのが、シングSING(コアラだけど)に話…
今日は天皇誕生日ということで、朝のニュースで流れる陛下の談話を聞きながら来年からは祝日でなくなるのか!と思った次第。 お年を召されて分刻みの公務が大変そうで、退位後は少しゆっくりできればよいですね。 公務が大変なのは90歳を超えたエリザベス女…
前回は映画でしたが今回は映画以外の紹介です。 ジャレッド・ハリス(「ザ・クラウン」) ジェームズ・ウィルビー(「Berti and Elizabeth」) 不明(「プリンス~英国王室 もうひとつの秘密~」) 不明(『ダウントン・アビー』) ジャレッド・ハリス(「ザ・…
興味をもったのは映画がきっかけなので、映画の中でジョージ6世役を演じた役者さんを紹介します。 コリン・ファース(『英国王のスピーチ』) ベン・メンデルソーン(『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』) ジェームズ・ピュアフォイ(…
(画像引用元:Sandringham House 公式サイト) 12月14日は陛下の誕生日!おめでとうございます。 でもキリがいい年数ではないし…と思ったら123と並びがよかったです。 123年前の今日、プリンス・アルバート・フレデリック・アーサー・ジョージ・オブ・ヨー…
ジョージ6世についての日本語で書かれた伝記はないので、やむなく苦手な英語にチャレンジです。 それでもキンドルの辞書があるので何とか読んでいますが、簡単な英語しか分からないので、だいたいこんな意味だろうなという想像の下に読み流しています。 意味…
そもそもブログを立ち上げた目的-それは英国の前君主ジョージⅥ世陛下について、あれこれ調べているうちに語る場所を作りたくなったため。 ご本人さんにとってはかつての敵国ということで、ちょっと気が引けるところではありますが…。 きっかけは2017年公開…