参考にした本あれこれ

ジョージ6世についての日本語で書かれた伝記はないので、やむなく苦手な英語にチャレンジです。

それでもキンドルの辞書があるので何とか読んでいますが、簡単な英語しか分からないので、だいたいこんな意味だろうなという想像の下に読み流しています。

意味を取り違えている恐れが大いにあるので、最初に断っておきます。

 

 

・KING GEORGE Ⅵ:A LIFE FROM BEGINNING TO END

キンドルで0円だったので、お試しに購入してアプリも入れて読んだ本です。

歴史上の人物の伝記シリーズのうちの1冊ですね。これは苦労せずにすぐ読めました。

平易ですがダイジェスト版なので物足りない。

 King George VI: A Life From Beginning to End (Royalty Biography Book 5) (English Edition)

 

・サラ・ブラッドフォード著GEORGE Ⅵ:The Dutiful King

1989年の本です。

没後まとめられた公式伝記本もありますが、たぶんこれのほうが最も集大成で決定版。

この本からの抜粋がブログのメインのようなものですが、映画やTVなどの映像化の際にも参考にされている本だと思います。

探している出来事がどこに書いてあったかをあとから探すのが大変なので、各章の区切りをもっと細かくして欲しい本でした。

George VI: The Dutiful King (English Edition)

  

Geordie Greig著The King Maker The Man Who Saved George VI

ディリーメールの編集者であるGeordie Greigが書いた祖父Louis Greigの伝記。

ルイス・グレイグはオズボーン海軍学校で医師として勤務していた時にアルバート王子と出会い、彼が結婚するまでは側近として一番近い立場にいました。

The King Maker: The Man Who Saved George VI

  

・マーク・ローグ著「英国王のスピーチ 王室を救った男の記録」

お孫さんによるライオネル・ローグの伝記。

ジョージ6世と言語療法士ローグとの手紙のやり取りがたくさん書かれています。

陛下の伝記ではないですが、wiki以上のことが日本語で読める唯一の本なのでは。

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アマゾンには中古本しかなく、仕方なく注文したら流行りのマケプレ詐欺にあいました。

わざわざ高い中古品を買わなくてもhontoで新品が定価で入手できます。もしくは図書館に置いてあります。

 

・君塚直隆著「女王陛下のブルーリボン」「女王陛下の影法師」他 

関東学院大学教授でイギリスの政治、外交が専門で、最近は皇室関係の有識者会議にも参加されてます。

近世はもっぱらジョージ5世とエリザベス2世が中心で、ついでに触れられる程度ですが、日本語文献が少ないのでそれでもありがたいです。

伝記には各国王に仕えた秘書官名がけっこう登場するので、その点でも非常に役に立ちました。 

女王陛下のブルーリボン - 英国勲章外交史 (中公文庫)女王陛下の影法師

 

・マリオン・クロフォード著The Little Princesses:The Story of the Queen's Childhood by Her Nanny

元家庭教師による王女たちと王室の日常。

出版取りやめを要請されても出したので、王室の怒りを買って縁を切られます。

昨今の暴露本と比べておとなしい内容とは言われますが、もとは一般人(貴族だけど)の王妃が家庭内を暴露されて受けたショックの大きさは理解できます。

The Little Princesses: The Story of the Queen's Childhood by Her Nanny

 途中まで(それも両親が出てくる場面だけ)しか読んでいないですが、何なの!?この夫婦のラブラブっぷり…(/ω\)

 

 

主な参考本を挙げてみました。

ちょっと前に出版されたものは、なかなか入手できないのが悩み。

その点、洋書は電子書籍化がされているのはいいですね。