四半期までの映画感想

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1~2月は見たい映画があまりなかったけれど、春休み本番になって新作ラッシュがきたせいで見逃す作品が増えてきました。

 去年の今頃、実はネコチャン映画だと聞いて『空海』を見に行き、おっさん声にガクッとしラストにゃーにゃー鳴く黒猫ちゃんを見て涙ぐんでましたが、今年見た2つの猫映画は、どちらもほっこりするニャンコでした。

 

 

『ねことじいちゃん』

公開前に写真展のニュースを見て、次の日に慌てて行き岩合さんのギャラリートークを聴き、写真集も買ってサインまでもらいました。

全編どのシーンにも猫が出てます-という言葉どおりの映画でした。

唐突に出てくる猫のシーン…だがそれがいい!という猫好きのための猫映画

主役(ですよ)のベーコンくんの目つきの悪さとか、丸っこい脚や体型が可愛い♡

ふぉんふぉん振り回す太目のしっぽもモフモフしたい。

どの猫も自然な表情で、猫目線で映ってます。

それに対して俳優さんたちが棒っぽい…柴咲コウは自然な演技でしたが。

 

 

キャプテン・マーベル

思っていた以上に、にゃんこ映画で大満足。

岩合さんがトークで『ボヘミアン・ラプソディ』に猫が出てると聞いて見に行きましたよ、と言っていましたが、この映画もご覧になるかも。

グースが丸呑みするところは、回り中くすくす笑い声が起きてましたわ。

うちのネコチャンも、もしかしてエイリアン…。

そしてベン・メンデルソーン扮するフューリーの上司が背広姿でかっこよくアクションもしてました。

スクラル人のタロスが化けていたのですが、元に戻ったときに上司のことをビューティフル・ブルー・アイズが気に入ったと言っていたので、そうでしょそうでしょ、と頷いていました。

で、エンドクレジットを見たら、メンデルソーンて上司とタロスの二役…!?『エンドゲーム』に備え、前情報を入れないようMCU関係は避けていたので全く知らなかったです。

あのセリフはセルフパロディのようなものなんですね。

リピートしてケラー長官とグースを堪能してきました。

 

 

女王陛下のお気に入り

アカデミー賞にノミネートされていたこととイギリス王室もの、ということで見に行きましたが妙な映画であまり好みではなかったです。

レイチェル・ワイズがかっこよかった。

 

 

『女王ヴィクトリア・最期の日々』

これも英国王室もの。

ヴィクトリア時代の豪華な晩餐会の様子が興味深かったです。

女王に振り回される秘書官ポンソンビがちょっと気の毒。

 

 

アリータ:バトル・エンジェル

原作漫画ファンのための映画。

いろいろ言われていた目のデカさは、見ているうちに気にならなくなるし、アリータも可愛いです。

原作を読んでいないので、俺たちの戦いはこれからだ、な終わり方には、ぽかーんとして…。

原作要素の再現はファンには嬉しいでしょうが、知らないほうからすると不要な部分や説明不足が多すぎ、ストーリーを整理して欲しいという不満が出てしまうのですよねぇ。

 

 

『グリーン・ブック』

本国で言われている雑音の部分は日本人にとっては関係のない分、素直に作品を見ることができるのではないでしょうか。

バディもののロードムービーとして面白かったです。

爽やかな気分で映画館を出ることができるのもいいところ。

これと連続で『アリータ』を見たのでマハーシャラ・アリ祭りでした。

 

 

『バジュランギおじさんと小さな迷子』

女の子が可愛い~顔も可愛いですが仕草も可愛い。

バカ正直にもほどがあるという主人公ですが、おとぎ話のインド映画ですから。

歌と踊りはもっとモリモリあってもよかったくらい。

主役の人は30代くらいかなーと思っていたら50代というのには、びっくりですよ!

恋人役の女優さんが小林幸子に見えて仕方なくて。

2時間半くらいある映画ですが、風景はきれいだし面白かったのであまり長さは感じませんでした。

 

 

スパイダーマン・スパイダーバース』

2Dで見ても十分面白くさすがアカデミー賞を取っただけのことはありますが、日本でウケるには間口が狭すぎ。

CGが素晴らしいのはもちろんですがフキだしを出すとか、スクリーントーンふうの効果をつけるとか、コミックやグラフィックぽさを出す演出があって面白かったです。

日本アニメのオサレOPを思い浮かべるといいかも。

マイルズ少年の成長もですが、くたびれオッサンのスパイダーマンが自己を取り戻していくストーリーが良かったです。

 

 

バンブルビー

大真面目にバカをやっていそうと『トランスフォーマー』を見に行き、面白かったのでシリーズを見続けリピートもしましたが、さすがに『最後の騎士王』は擁護の余地なしで見限った一人です。

今度の監督の『KUBO』は良かったのと、批評家評も良いのでちょっと期待。

マイケル・ベイのようなグダり感はなく、王道ストーリーでまとめているし、バンブルビーのやんちゃな可愛さが作品を魅力的にしています。

ただベイみたいなカッコよさが足りないかなーとか、脚本が練れてないなーと思ったり。

トランスフォーマーたちのモニター画面に英語やアラビア数字が出ると一気にお子様感が増して興ざめなので、そこはサイバトロン文字表示にしても状況が分かるような工夫をして欲しかったです。